Jan Švankmajer

昨日はチェコ大使館にシュヴァンクマイエルのキメラ世界の映画を見に行ってきました。
本当は8月末にムサビ（武蔵野美術大学）にヤン本人による講義と今回の映画上映（タダ）があって、参加したかったのだけれど、その情報を知った頃には既に定員数に達していた為参加できず・・・・。今回の映画上映も宣伝なんて大々的にしていなかったのに、あっという間にソールドアウトになったようです。

2年前に広尾のインターナショナルマーケットでアルバイトをして以来、広尾に降りるのは久しぶり。仕事場は明治屋方面とは反対だったので、明治屋近辺を行くことはあまりなかったけど、意外と普通の商店街だったのかと驚き。チェコ大使館は駅から結構歩くのだけど、途中ホントに大きなお屋敷を一杯見ました。やっぱりここはどこか違う雰囲気が漂ってる・・・。そんな大きなお屋敷の中にチェコ大使館が。

おおー！新しくはないけど、中がすごい！シャンデリア！ダンス広場！赤絨毯！私留学とか、ビザいる旅行とかしたことないから一度も大使館という所へ行ったことなかったのですが、どの大使館もこんな感じなのかな！？すごい！
地下に試写室みないなところがあって席は多分60から80席くらいだったでしょうか。ほぼ満席でした。


肝心の映画ですが、実はドキュメンタリーで、映画の撮影風景や、作品に対するヤンと奥さんのエヴァさんの思いなどが約1時間にわたって上映されました。

ふぅーむ、すごく興味深い！私の中で東欧はじわじわと来ていましたが、ヤンの作品はまたどの可愛いチェコアニメとも違う。独特な雰囲気。ちょっとグロテスクで怖くて。でもなんだか引き込まれるあの表現力。あくまで手作り、時代は変わっても昔ながらの手法、そしてシュルレアリズムにこだわる映画撮影。

そのこだわりが十分皆に伝わってるからここまでヤンの作品は評価されたのだろうな。
うん、芸術家ってすごいな、やっぱり。
一般の人とは何か違うよね、視点も、発想も何もかも。


ヤン＆エヴァ　シュヴァンクマイエル展も12日までなので、こちらも是非是非みに行ってみようと思います。私の大好きなアリスを元に展示しているらしい！