2007年11月18日日曜日

Movie, Movie, Movies!


今日は小田急永山まで3本立ての映画鑑賞。午後1時から6時半までながーっかった。でも3本のうち2つは見逃しちゃったやつだから、観たかったんだよね。

で、前日にぴあでチケットを買ったんだけど、よくみたら「キンキン映画塾 ”さよならモロッコ”・・・なんたらかんたら、ゲスト:愛川欽也」って書いてあって・・・うわぁ〜やられたぁ!間違ってチケット買うてしもうた!!!ファミリーマートのお兄さん、これみて「うわっ、どんだけキンキンマニアなんだよ」とか絶対思われたに違いない!恥ずかしい!
で、妹の助けを借りてオークションにも出してみましたが、前日ということもあり売れず・・・。せっかく1200円とお安い価格だったのに、また1200円払って買い直すことに・・・とほほ。

映画館は市民館の中にあって、最初の映画なんて人がちらほらくらいにしかいなくて、女子にいたっては片手に収まる人数くらいしかいなかった。マイナーすぎたかな 笑。

最初に見た映画はBlock Party。これは去年映画館で鑑賞済みだったけど、やっぱりおもしろかったな。デイブのブラックジョークおもしろくて大好き!モスデフも可愛い 笑。これを見ると自然に身体が乗ってしまいます。ヒップホップってやっぱり黒人の宝だと思う。日本のヒップホップって呼ばれているような音楽とは全く違う。彼らがラップに込める気持ちも、姿勢も。彼らはやっぱり自分達のアイデンティティーをちゃんともってやっている、それをちゃんと皆に伝えるために必死でリズムを刻んでるのだ。ジル・スコットがマーチングバンドの生徒達に「何でも白人のせいにするな。彼らは悪くない。悔しいと思ったら、もっと必死になって勉強すればいい。俺だって英語は母国語じゃなかったから、図書館で必死こいて勉強した。いいか、自分たちで世界を変えて行かなくちゃならないんだ」という言葉がとても印象的でした。彼らは強い。


二つ目はScreaming Masterpiece。今日はこれが見たかったんです。アイスランドって1944年に独立したらしいんですね。知らなかったです。だから彼らにとって、アイスランド人っていう歴史はまだまだ浅く、アイスランド特有の、彼らのアイデンティティーを表す音楽を作るのはやはりそうとう苦労し、色々模索していたようでした。

劇中でアイスランドの官邸が出てくるんだけど見事に小さい 笑。しかも官邸にあんなロックバンドのライブやるなんて・・・やっぱコミュニティー狭いわ〜笑

アイスランドの音楽って一見破壊的なんだけど、その音の中にアイスランド独特の神秘さとか、寒々しさが感じられる。これってやっぱアイスランドミュージック特有なのかな。自然にできちゃうものなんだろうか。神秘さといえば、ビョークとシガーロスはやっぱりすごい。どうやったらあんな音楽がつくれるんだろう。
いや〜ヨハン・ヨハンソンが7月に来日してたんですが、見事に旅行とかぶってて行けませんでした。今日、彼をスクリーンで見たら、やっぱり生で見てみたかったな〜と思いました。彼の大聖堂ライブは見物ですよ。


そして最後に悪魔とダニエル・ジョンストンです。オジー氏はダニエルの大ファンで、これ見に行くっていったら"I'm so jealous!!"って言ってた。はは〜ん。いいだろう 笑。 これも見たかったけど、去年丁度仕事が決まったときで忙しくてなかなか行けなかったんだよな。

一見、腹が出てかなりイッちゃってるおじさん。でも今までYo La TengoやFlaming Lipsなど150組以上のバンドが彼の曲をカバーしたほど彼の音楽は皆に愛されているのです。有名どころではNirvanaのカート・コバーンが彼の"Hi, How are you?"のアルバムのカエルTシャツを着ていたのが記憶に新しいところ。

この映画は彼の半生をドキュメンタリーにしたものなんだが、やっぱり彼はかなり変わってた。前半は、今とは比べ物にならないくらいスキニーで、生き生きしているダニーの姿が。元々うつ病があったのだけれど、クスリをやり始めてから、彼の言動、行動はさらにおかしくなって行く・・・・。けれど、病院に出入りしながらも、ヘロヘロなギターと壊れそうな歌声で、ファンを徐々に増やして行く。彼は売れっ子の時は既にクレイジーだったけど、曲はなんとも素直で分かりやすい。元々彼は純粋に絵を描くことが好きで、曲を作るのが好きだった。だからこんなまっすぐな曲だったから、皆にも支持されたのだろう。彼の初恋の相手”ローリー”に捧げる歌はなんとも切ない。

ちなみに劇中にはウディ・アレンがちょこっと出演しています。



今日はミュージック映画ばっかりだったけど、まだまだみたい映画はいっぱいある・・・・。

とりあえず普通の映画で行くと、Darjeeling LimitedBe Kind Rewind。どちらもこの秋、アメリカで公開されたばかりなので、日本にくるのはまだ先でしょう・・・。
ダージリン急行は、久々に再開した兄弟3人がインドへ旅行に出かけるというコメディー。噂ではサントラもイイとのこと。実はこれ、この前の東京映画祭で上映されてたらしいのだ!くそぉ〜見逃した〜。くやしい。
もひとつのBe Kind Rewindは我らがジャック・ブラックとプリティーなモス・デフと私の大好きなミシェル・ゴンドリー監督という究極映画。ジャック・ブラック役の男性がレンタルビデオすべてをおじゃんにしてしまい、オーナーのモス・デフと一緒に、映画のリメイクに挑戦するというお話。トレーラー見ただけでも、ゴーストバスターズのジャック・ブラックとかかなりウケる。
公開が楽しみ。

あとVoice of Hedwig!これもまたまた見逃し・・・・また劇場でやってくれないかなぁ~・・・Hedwig and the angryinchで有名なジョン・キャメロン・ミッチェル監督の映画で、NYのある学校に通う、レズビアンやゲイなどの人にフォーカスを当て、 彼らを、学校を救おうと、オノ・ヨーコ、ヨ・ラ・テンゴ、The Bens(Ben Folds, Ben Kweller, Ben Lee), TMBGなどなどの有名人がコンピレーションアルバムを作ろうと立ち上がるまでのドキュメンタリー。これは見てみたかったな~。

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