2007年7月16日月曜日

The Wedding


空港から友達の地元まで出ているバスに乗り込み4時間ほど揺られながら、イリノイ州中部にあるPeoriaと言う町に到着。別の友達に車で迎えにきてもらい、結婚前夜のお食事会の会場へ向かう。友達とそのパパとママに久々のハグをした後、新郎新婦の家族と友達でつかの間のひと時を過ごす。


滞在中は新婦の家に泊まらせてもらい、次の日は朝早く起きて結婚式の準備を手伝いました。家に着いたときは暗くてわからなかったけど、朝に庭を覗いてみたら、まぁなんとも素敵な結婚式会場が!今まで彼女のおうちには冬しか来たことがなかったのだけれど、夏にはこんな素敵なお庭になるのか~!と感激。おうちの目の前はパーティー会場になっていて、もっと奥を進んで花で飾られた橋を渡ると素敵な結婚式会場が・・・。私はキャンドルを立てたり、食べ物を運んだり、テーブルマットを敷いたり・・・自分が結婚するわけじゃないのに、なんだかウキウキしちゃったりして。

式が5時からなので、昼すぎくらいから親戚や友人がどやどやと人が集まり始め、Bridesmaidの方などはみんな真っ赤な衣装に、Best manやUsherの方たちはタキシードに身を包み、身支度の準備。みんな素敵でかっこいい~。一方で近所の方や親戚の方たちはせっせとディナーの準備。おばあちゃんがいっぱいいてなんだか可愛いのです。なんか古きよりアメリカの家庭の風景を見たようでした。


5時にまた別の友だちと一緒に式場に着席。うちわで作られたプログラムとミネラルウォーターを渡される。この日はとても暑かったから、いい考えだなぁ~なんて関心してしまいました。
新郎新婦の友人がギターでビートルズのブラックバードを弾く中、新郎が新婦のママをつれ、パパが新婦とともに入場。やっぱり綺麗だねーウェディング姿ってのは。おもわず笑顔がほころびます。

牧師さんが言葉を述べ、ここは日本でも同じように、誓いの言葉を述べ、指輪を交換し、誓いのキスをかわします。"I pledge my life to love you"とお互いの口から出た言葉はやっぱり響きましたねぇ~。あぁ、これで本当に結婚するんだー、ずっと一緒にいるんだーって・・・しみじみしてしまいました。式の直後には、新郎新婦は結婚式に来た人一人、一人にハグと感謝の言葉を言ってくれました。

式の後は、すぐ隣のパーティー会場へみんな移動。たくさんのテーブルを囲んで外でガーデンパーティ。6時でも日は少し西に傾いただけで、まだまだ明るいが、あちこちに設けられてたたいまつとキャンドルに火を灯し、ハートの絵が描かれたランタンにもほのかな明かりが灯る。外にはバーも設けられ、みんなお酒で一気にハイに。古風な浴衣を着ていった私は、シニアの方々に人気でした 笑。やはりアジア人が少ないこんな田舎町だと大分目立ったみたい。でも白と赤の浴衣とコサージュがとっても素敵よとみんなに褒められて、上機嫌でした。


パーティーの終盤あたりで恒例のブーケキャッチ。結果はブーケが木に引っかかって、誰も受け取れなかったという結果になってしまいました 笑。そしてこれは欧米だけなのかもしれないけど、独身男性向けにガーターキャッチってのがあるんです。新郎が新婦のはいてるガーターを脱がし(写真参照)、そのガーターを新郎が投げ、キャッチすることが出来た独身男性が次に結婚できる、というもの。これも結構盛り上がって面白かったです。



今回外国で始めて結婚式に呼ばれたのですが、外国でもこんな素敵な結婚式なかなかないんじゃないかな、って思うほど本当に素敵な結婚式でした。家の中は二人の幼い頃から現在までの写真で埋め尽くされ、庭にはたくさんの花が咲き誇り、緑は繁り、鳥があちこちでさえずり、結婚式会場には暖かく二人を見守るかのように、夏の日差しが差し込み、外で子供達がブランコではしゃぎ、キャンドルの炎が楽しそうに揺れ、家族はみんなしあわせそう。理想の結婚式と呼べる結婚式でした。自分で作りあげる結婚式ってすごく大変だけどやっぱり苦労の甲斐がある。あーこんな素敵な結婚式に立ち合わせて頂いて、本当に幸せでした。


私は途中で久々に会った友達とPeoriaのダウンタウンへライブへ観にいってしまったのですが、夜中に帰ってくると、ママがパーティ姿のままでソファーですやすや。今日はすごく大変だったね、ママ。お疲れ様。

私は起こさないように忍び足で、毛布をかけて、部屋へと戻り、翌朝にはシカゴへとまたとんぼ返りしたのでした。


つづく。

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